ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第3回
「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。
皆様こんにちは、イノブン四条本店の安元です。
「ここが好き!スタッフのセレクト事情」も連載第3回となりました。
今回紹介するのは2Fの藤井さん。
安元:藤井さんが2Fでのはにわブームの火付け役だと聞きまして、その話からお伺いしたいです!
藤井:ブームってほどでも……(笑)
安元:はにわの箸置きですよね?どういう経緯で仕入れることになったんでしょう。
藤井:私8月からお箸の担当になって、それでカタログを一通り見てたら土偶とかはにわのシリーズがあって、こんなんあるんや!絶対仕入れたい!って思ったんです。twitterとか調べたら結構有名人とかいろんな人が持ってて写真上げてて、カタログと印象もそんなに変わらずめっちゃ可愛くって。ほとんど衝動的に仕入れることは決めたんですけど、周りのスタッフの意見をいろいろ聞いて回りました。5~6種類ある中からどれが可愛いかな?って聞いて、2種類に絞りました。
安元:実際仕入れてどうでした?スタッフ人気が出たと聞きましたが。
藤井:やっぱりめっちゃ可愛かったです!2Fスタッフの中村さんがもともと箸置き集めてて、ビビっときた!って言って買ってくださいました。中村さんのお子さんがちょうど社会科学習ではにわのこと調べてたーってお話も聞けて。
安元:はにわセレクトのポイントは何ですか?
藤井:ポイント??えー……何でしょう?
安元:ここが可愛い!ってポイント。たとえば目がつぶら、とか(笑)
藤井:うーん、そうですね……ものによっては結構模様が激しめに入ってて、それはちょっと怖いかな、入れないでおこうとか。単体で置いてるだけだと「え?」って感じになるので、ペアで置こうとか。こないだ再発注したときに頭がハートの形のやつも入れて、それで3種類になりました。
安元:頭がハートの形!後で見てみよ……そういうのを他のスタッフと一緒に考えながら発注したんですね。
藤井:自分の好みだけに寄ると結構危ないんです(笑)。せっかく仕入れるなら売れてほしいので。
安元:仕入れてみて売れ行きはどうですか?
藤井:結構売れてます!先週にももう1回リピート分が入荷してて、自宅用で買ってくださる方が多いです。若い女性がペアでご購入とか、箸置きの中でも売れてるほうだと思います。
安元:では続いて、藤井さんが作り上げた抹茶の平台について。どうして特集をしようと思ったんですか?
藤井:実は自分からやろうと提案したわけではなくて「やってみる?」って言われたのがきっかけで。元々、抹茶の世界に詳しいわけではなくて、いろんな道具があってどれがどう違うのかも分からなかったんです。でも抹茶碗とか見てると若い人でも可愛いと思えそうなものがあって、自分と同じ年代の抹茶に慣れ親しんでない人に向けて、新しい趣味みたいになってもらえたらと思ってやりました。
安元:いろいろ外出して見て回ったとお聞きしましたが、どんなところに行きましたか?
藤井:京都の堀川通りに茶道具屋さん多いんですけど、お茶の本に載ってたお店とか回ってみました。
安元:見てみて売場に活かせたところはありますか?
藤井:何軒か見て回ってると、こういうのが最低限一通り必要なんだなっていうのが分かりました。抹茶碗と茶筅、お茶の粉を入れる器とか、共通して揃えてるものがあって。
藤井:あと、店員さんに聞いて、初心者の人には茶筅は数穂が使いやすいとか。そういうのも知らなかったし、ネットで調べても書いてあることがいろいろで分からなかったんですけど、店員さんに聞いて「へえ!」ってなりました。
安元:特集コーナー見たら数穂残り1個になっちゃってましたね。
藤井:そうなんです(笑)逆にそればっかり売れちゃって。うす茶にもこい茶にも使えるらしくって。
安元:そうなんですね~!
安元:ところで藤井さん、今担当は何ですか?
藤井:お茶とお箸との2つです。
安元:売り場を作るときに大事にしていることはありますか?
藤井:色合いを結構大事にしてて、バランスを考えています。POPの色とか下に敷く布の色とか、ぱっと見たときに「いいな」と思えるように置き方にこだわってます。見せ方で売れるものも売れなかったらやっぱり悲しいし。もっといい見せ方ができるようになっていきたいです。
安元:私も以前にお茶・お箸の担当してたことがあるんですけど、その頃から比べてやっぱり藤井さん商品の置き方・陳列にこだわってるんだなっていうのが売場から伝わってきます。いろいろ工夫してますね。
藤井:ありがとうございます!
安元:こちらこそ、今日は貴重なお時間をいただきありがとうございました!
今回は藤井さんのご紹介でした。次回もお楽しみに!