ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第6回

「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。


皆様こんにちは、イノブン四条本店の安元です。

今回取材するのは1Fの川嶋さんです。

川嶋さん、大学生。ねこと暮らしています。趣味はダンス。腕時計の担当をしながらアクセサリー部門のPOPやギフトもサポートしてくれています。

安元:まず、イノブンに入ったきっかけを教えてもらえますか?

川嶋:そんなに大学生には手が出ないものなので、お買い物はめちゃくちゃたくさんしていたわけではないんですが、憧れがあって大好きだったのでぜひ働いてみたいと思って入りました。

安元:ありがとうございます!では、今担当している腕時計のコーナーの中で、お気に入りの商品や推しのコーナーはありますか?

川嶋:それはもう……クルチュアンです!クルチュアン大好きです。

↑1F本館エレベーター前のショーケースで特集中のクルチュアンの腕時計

安元:大好きなんですね。クルチュアンの魅力というか、どういうところがどういう人にオススメ、とかありますか?

川嶋:クルチュアンはフェイスとベルトが別売りなので組み換えができて、自分好みにできるのが魅力やと思います。他の時計とか組み合わせを変えられないものが多くて、フェイスは好みだけどベルトは……とかになるんですけど、クルチュアンだったら好きなものを選んで、しかも季節によってベルトを変えたりできるのと、フェイスかベルト片方だけでも新しくしたり、どんどん自分好みにしていけるところが良いです。

安元:素晴らしい。今回エレベーター前で特集するにあたって、楽しくフェイスやベルトを選んでいる川嶋さんを私も見ましたが、セレクトするときに気を付けていることはありますか?

川嶋:いろんな人が好きになるようなラインナップになるようもちろん考えてはいるんですけど、例えば可愛い系の人が好きだろうなとか、古着が好きな人に似合いそうだな、とか、こんなお客様がいたらっていうのを想像しながら選ぶようにしています。面白くない売場にはしたくなくって。

安元:それも素晴らしい……!それでは、今年大学とイノブンを卒業することになりますが、それまでに嬉しかったことや、やって良かったということがあれば教えてください。

川嶋:嬉しかったことは……やっぱり接客していて、自分が選んだものをお客様が「めっちゃ可愛い!!」って言って買ってくださったりとか。それこそクルチュアンのフェイスとベルトをどれ選んだらいいですか?っていう外国の方に接客して、おすすめした組み合わせを購入していただいたりとか。そういう、自分が担当していることによってより時計について詳しくなって、魅力がお客様に伝えられるのが嬉しかったです。あとは……何でしたっけ、卒業するにあたって……

安元:すみません(笑)、卒業するまでに、やって良かったというかチャレンジしてみて良かった、と思ったことがあれば。

川嶋:そうですね……こないだエレベーター前でCHPOの後にやった「スタッフおすすめの時計」です。ああいうコーナーって他の部門でもあんまり見たことなくって、そういう意味でチャレンジできたかなって思います。それも自分が担当のときに買って下さったスタッフがいたからできたっていうのもありますし、その時に壁面から売れていったりでお客様がいろんな場所を見て下さってるんだなっていうのが分かったのも良かったです。

↑ショーケース以外の壁面もこまめに手入れする川嶋さん。

安元:川嶋さんがショーケースの中をディスプレイしたりPOPを書いたりを一生懸命やっている姿をよく見ますが、ディスプレイやPOPのこだわりはありますか?

川嶋:エレベーター前は特に、毎月変えるので、前の月との提案の仕方の違いがお客様に伝わるようにしたいと思ってます。例えば今だったら秋っぽくするのに色の展開があるクルチュアンを置いて、周りの枠を白にして映えさせてとか、そういうふうにしています。

安元:プロフェッショナルですね。

川嶋:いやー……(笑)実際、無意識でやってるので、言葉にするのは難しいです。

安元:感性でやってるってことですね。

川嶋:ふふ(笑)

川嶋:あとPOPは、お客様が読んで「時計ってやっぱりいいなあ」って思っていただけるようなコラムみたいなのを、私が担当するようになってから付け加えていってます。

↑川嶋さんイチオシのクルチュアンのPOP

安元:それでは最後に、卒業までに次に時計を担当する人に伝えておきたい、大事にしてほしいことはありますか?

川嶋:大事にしてほしいのは、ただ商品を仕入れて売るっていうのじゃなくて、どうやって提案しようっていうことで、私自身がやったみたいに、エレベーター前の提案とかをこだわってできるようになってほしいと思います。次の担当の横山さんもPOPやコラムを書くのが上手なので、自分自身の「この時計をオススメしたい!」っていうのがお客様に伝えられるようになってほしいです。

安元:今日は嬉しいお話たくさん聞けました。ありがとうございました!

川嶋:ありがとうございました。


しっかり者の川嶋さん、どんな質問にも明快な返事をしてくれました。

今回はここまで。次回もお楽しみに!

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ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第5回

「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。


こんにちは、イノブン四条本店の安元です。

この連載も第5回を迎えました!パチパチパチ

今回は四条本店4Fの伊藤さん。

伊藤さん。美容師さんと兼業で働いています。ラーメン・唐揚げと茶色い食べ物が大好き(笑)。COCOちゃんと一緒に笑顔で撮影です。

安元:イノブン四条本店では伊藤さんのおかげでCOCOちゃんの売場が盛り上がっていると私は思ってるんですが……

伊藤:いやいやいや、そんなことないです(笑)

安元:さっそくですが、COCOちゃんの魅力を教えてください!

↑4Fで特集中のCOCOちゃんグッズ。イラストレーター・サカモトリョウさんの描く人気絵本のキャラクターです。

伊藤:どの商品もCOCOちゃんが笑ってるので、持ってるだけで笑顔になれます。買ってくださるお客様もやっぱりCOCOちゃんがとても好きな方が多くて、幸せな気持ちになってくださってると思います。

安元:いいですね!ときどき特集コーナーを拡大してますが、どんなタイミングで企画してるんですか?

伊藤:新商品が出るタイミングです。メーカーさんも私たちのお店がCOCOちゃんを結構大きく取り上げてるのを知ってくださってるので、新商品が出る度に企画をして先行発売をさせてもらってます。

安元:すごい!

伊藤:うふふ

安元:今回の新商品はどのあたりですか?

伊藤:うーんと、どれかな……今回、今まであまりなかったスケジュール帳とかカレンダーとか、スケジュール周りが充実してたんですけど、ちょっと今売れちゃって少なくなっちゃいました。

↑New!COCOちゃんのスケジュール周り

安元:確かにこのへんのアイテムあんまり今まで見たことないやつですね。

伊藤:そうそう

安元:それでは次に、伊藤さんとCOCOちゃんとの出会いを教えてください。

伊藤:出会い??

安元:イノブンで初めて出会った感じですか?

伊藤:そう、私実はイノブンに入って初めて担当したのがCOCOちゃんだったんですよ。

安元:へえ!そうだったんですね

伊藤:それから担当離れたりまた戻ったり離れたり……でまた戻ってきました(笑)でもそうですね、ほとんど私がずっと担当してますね。

安元:なるほど~

伊藤:私自身COCOちゃんのこと最初全然知らんかったんで、COCOちゃんのファン増やしたいなって思って、楽しい売り場を作ろうって考えてやってます。

安元:すばらしいー!

伊藤:うふふふ

安元:そういえば以前、COCOちゃんのSNSの企画で日本一になったことありましたね。

伊藤:あれ結構前ですよね、何年前でしたっけ……インスタで企画中一番いいねが多かったお店に選ばれました。

安元:それだけ伊藤さんの作る売場がお客様に支持されてるってことですね。

伊藤:そうなのかなあ(笑)

↑SNSの企画で日本一になったときにもらったサカモトリョウさんのサイン。

安元:伊藤さんのイチオシアイテムはありますか?

伊藤:ハンドタオルですかね。私ハンドタオルが好きなんで、イチオシです。

安元:じゃあハンドタオルの写真も撮っておきますね。

↑伊藤さんイチオシのハンドタオル。

伊藤:おじさんはいいですか?

安元:え?おじさん?いや、いいです。今日はCOCOちゃんのお話なので……

伊藤:おじさんダメですか

安元:わかりました、おじさんも写真撮りましょう!

伊藤:ありがとうございます(笑)

↑伊藤さんのもうひとりの推し、おじさんと。

安元:今日は楽しかったです、ありがとうございました!


まるでCOCOちゃんみたいにずーっと笑顔で明るい伊藤さん、楽しいインタビューでした。

最後に出てきた謎のおじさんのことは今回割愛しますが、興味ある方はぜひご来店にて伊藤さんにお話聞いてみてください。

それでは今回はここまで!次回もお楽しみに。


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ここが好き!スタッフのセレクト事情 連載第4回

「ここが好き!スタッフのセレクト事情」
イノブンの雑貨は、実はスタッフ一人一人がこだわりと熱い思いを持ってセレクトしています。
暮らしを楽しく、こころ豊かに。そんなイノブンの理念を大切にしながら、よりお客様と近い目線で、自分が本当に使いたいものかどうか、大切な誰かに贈りたいものかどうか、日々考えながらセレクトから売り場作りまでを手掛けています。
そんなスタッフと雑貨とのストーリーをできるだけ生の声に近い形でお届けすべく、インタビュー形式で綴る連載です。

こんにちは、イノブン四条本店の三木です。
「ここが好き!スタッフのセレクト事情」連載第4回です。
今回ご紹介するのは、1Fの武市さん。

武市さん、20代。自然豊かで静かなところに旅をするのが好き。
自宅では古道具のある暮らしを楽しんでいます。

三木:今回、四条本店入口の売場を、武市さんが中心となって作ったということで早速お伺いしたいと思います。どんなところにこだわって、セレクトしましたか?

武市:いつも入口はすごくテーマにこだわって売場を作るのですが、今回は「モリスの庭で楽しむアフターヌーンティー」をテーマにしています。準備期間にちょうど奈良県立美術館でウィリアム・モリスの展示をしていたので、モリスの暮らしぶりや、生い立ちを学んできました。モリスのデザインは幼い頃から親しんだ自然がモチーフになっているそうです。なので、商品もお庭をイメージしたグリーンを中心に、世界観を感じてもらえるものをセレクトしました。

三木:秋が始まるちょうど今ぐらいの季節に似合いますね。奈良の美術館、私もちょっと気になっていました。どんな感じでしたか?

武市:モリスの生い立ちから時系列になっていて、幼少期にどんなところで過ごしたとか、モリス商会で作られていたもの、結婚したあとに作ったものなど順番に見ていったのですが、メモを取りながらじっくり見ていたら時間が足りなくなってしまって。最後は駆け足でした(笑)

三木:モリスのアイテムは、定番でも扱っているものがたくさんあるので、知識が役に立ちそうですね。

武市:見て思ったのは、イギリスっぽいっていうか、産業革命の終わりかけぐらいの時代の雰囲気を、モリスのデザインに感じました。大量生産の時代に入っていく中でモリスが作ったものは、手間を掛ける品質の高いものだったこともあって、富裕層しか買えないようなものだったみたいですが、効率化だけじゃない大切さも感じました。

三木:では、武市さんのお気に入りアイテムってありますか?

武市:お手頃なマスキングテープやクリアファイルから、アクセサリーやお洋服まで、幅広くモリスの世界観を楽しんでいただきたくて選びましたが、中でも私のお気に入りはイノブンオリジナルのハンドメイドパネルです。ウォールペーパーをパネルに貼っています。常に目に触れるような、食卓の壁などに飾って秋のアートを楽しんでもらえたらと思います。

右の奥2つがハンドメイドパネルです。

三木:パネルを飾るだけで、お部屋の雰囲気ががらっと変わりそうですね。ちなみに武市さんの好きな柄はどれですか?

武市:私は動物柄が好きなので、人気のいちご泥棒も好きなんですが、ケルムスコットツリーっていう柄もお客様に人気です。

武市:今回モリスのことをたくさん調べて感じたのは、例えば雑貨だったら今は100円でも暮らしが便利になるものがたくさん手に入るけれど、逆に手間をかけて「お手紙を書くこと」を楽しむ人が増えていたりもします。手間や時間をあえてかけることが楽しかったり、豊かな時間だったりもするのかなって。イノブンで提案することと、モリスに通じるところがあるなって感じました。

三木:なるほど~。イノブンのお客様にモリスのデザインが好きな方も多いのは、そういうことかもしれませんね。今日はありがとうございました。


※奈良県立美術館 ウィリアム・モリス「原風景でたどるデザインの軌跡」は

2021年8月29日で終了しています。

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