いつかは欲しい…。憧れの切子ガラス
こんにちは!2Fのクボタです。
今年はいつもより暖かい冬というのをよく耳にしますが、暖かいとはいってもここ数日は冷え込む日が続いていますね。
私は京都に来て4年になるのですが、なぜか今年が一番寒く感じていて、1月からのセールで、タートルネックのあったかインナーを買い込みました。
今年の風邪は長引くというのも聞きますし、まだまだ油断できない季節ですので、お出かけの際は温かくされてくださいね♪
さて本日は、2Fから江戸切子のガラス食器を御紹介させていただきます。
まず切子とは、ガラス器に施されたカット模様のことで、その中でも江戸切子は、今からおよそ200年前の江戸末期に江戸(現在の東京)で始まり、現在まで受け継がれている伝統工芸の一つです。
切子ガラスで有名なものには、もうひとつ薩摩切子がありますが、こちらは明治初頭に一度途絶えてしまっており(その技術が江戸切子職人などに受け継がれているとも言われていますが)、現在は復刻生産となっています。
江戸切子と薩摩切子の最大の違いは、江戸切子が現在まで継承され続けている技術であること、だと言えそうです。
イノブン四条本店で昨年からお取り扱いを始めた江戸切子がこちら。
(左から) 矢来ナナコ紋 オールド (ルリ・紫) 各7,000円+税、丸ぐい呑 (紫) 5,000円+税
東京都江戸川区に工房を構える、太武朗(タブロー)工房。
手作りで吹かれたガラスを使い、江戸切子のカットから磨き、それぞれの工程を職人の手によってひとつひとつ製造しています。
(左から) 夢柄子 鉄線紋 一口ビール (グリン+ルリ・薄紫+赤) 各3,800+税
ぐい呑 (グリン+ルリ) 3,000円+税
高台オールド (薄紫+赤)12,000円+税
こちらはガラスのカットと、サンドブラストの技法を組み合わせた、二色のグラデーションが美しい「夢柄子」シリーズ。
鉄線のつるの伸びを、美しく切子で表現しています。
一口ビールの商品を見て気付いたのですが、グリン+ルリと薄紫+赤は同じようにみえて、少しデザインが異なっています。そんな細かいところにも、職人の美への探究心が垣間見えるグラスになっています。
(左から) 琥珀江戸切子 カゴメ紋 オールド (赤被せ+琥珀色) 12,000円+税
一口ビール 10,000円+税
カゴメ紋 一口ビール (ルリ被せ+琥珀色) 10,000円+税
オールド 12,000円+税
そして、こちらが内側の琥珀色のガラスと、外側の赤、ルリ色の二層構造のガラスが特徴の「琥珀江戸切子」シリーズです。
熟練の職人が手吹きで作り上げた二層構造のガラス器へカットを施すことで、よりガラスの美しさを引き出し、色のグラデーションをお楽しみいただける江戸切子となっています。
そして、すべての商品に、紙製もしくは木製の化粧箱がついております。
箱の中には説明書がついており、江戸切子の説明と、制作した伝統工芸士の名前、略歴が掲載されています。
昨今、中国製の切子グラスも出回っているなかで、こちらのように伝統工芸士がカットを施し、すべての工程を日本で行っている、純日本製と呼べる商品はますます貴重になってきています。
確かにグラス一つに10,000円以上…というと、すぐに買うことはできないかもしれませんが、歳を重ねていくことでわかってくる日本の匠の技術のすばらしさ、美しさを楽しめるようになりたいと思いますし、その良さを後世にも伝えていけたら…と思います。
見ているだけで、そんな広がりを感じさせてくれるグラスです。
ぜひ、イノブン四条本店2Fまで、その美しさを体感しにお越しくださいね。
※商品は、現在でのお取り扱い商品であり、今後在庫状況等により、入れ替えになる可能性がございますので、ご了承くださいませ。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。