KITONO(キトノ)karimokuのコト その9
こんにちは。
今日は知多カリモク工場見学後編です!
カリモクさんの材木の加工が行われているのは海外を含めて4社あります。
知多工場はその中の1社で、扱っている木材はウォールナット、ブラックチェリー、メープル、ホワイトアッシュなどがあります。
真ん中あたりの焦げ茶色したのがウォールナットですね。
本当に中までこげ茶なんだと感心してしまったババです。
では、木材加工後半戦行ってみましょう!
⓹木取り(きどり)工程
残念ながらここら辺から見学風景の写真NG出てしまった為、極端に写真がないです!(スミマセン・・・)
さて、木取り工程とは、材木の長さを切りそろえたりする事ですね。
大きな機械が何台も並んでいて、お兄さん達がテキパキとカットしておりました。
スペシャルな装備(ムーバブルソー)により、同時に3種類の巾にカットすることが出来るようになったそうです(スゴイ!)
⓺木管工程
カリモク家具のテーブルや、椅子の脚など様々な木管パーツが作られています。
こちらも写真が撮れなかったのですが、大きな木管加工機械の丸鋸が横移動や前後に動いて木材を削り出していきます。
木管パーツのサンプルは数十種類に及びます。
太さやくびれ方など微妙なサイズの違いまで必要な形のパーツを削り出しています。
⓻接着工程
接着材料の削り、色、柄を合わせてくっつけます。
パーツで出てきた素材に接着剤を塗布して、圧締を行う設備があります。
接着剤を塗って圧締して乾くまでにおよそ1時間ほどかかります。
カリモクさんではシックハウスの原因とされるホルムアルデヒド等の放出量を抑える為に、合板、パーティクルボード、MDF材、接着剤、塗料にF☆☆☆☆(JIS・JAS規格)を採用しています。
カリモク家具を安心して使っていただける理由の一つですね。
⓼単板積層曲木
単板とは→ブナ材を薄く薄くスライスした板の事。板と言っても1.0mm~3.0mmの厚さ。。(薄い!)
この時スライスされた単板は一度熱を加えて水分を飛ばします。
しかしこの作業普通はやらないそうです。すごく手間が掛かるんだそうです。
でもカリモクさんはこのひと手間を大事にしていらっしゃいます。どこまでも丁寧なんですね。
そしてこれを何層にも重ね合わせて接着しながら曲げ状態にしていきます。
こちらには曲木にする型がズラリとありました。(やっと写真撮れました!)
これに単板をサンドイッチして高周波プレスをかけて曲げていきます。
この型すべて手作りなんでだそうです。カリモクさんはなんでも手作りしてしまうのです。
⓽曲木工程2
ムク材を曲げる。蒸煮後金型による圧締。
一時的に蒸気を当てて曲げてきます。
なので曲げたてを触るとホカホカと温かかったです。
ちなみにKITONOのメローチェアの背もたれ部分もこの曲木なんですね!
曲木の技術はデザイン的に微妙な曲線が表現できるだけでなく強度面、機能面、省資源から見てもなくてはならない加工の一つなんです。
以上が知多カリモク工場材料加工(後編)でした!
なかなか加工中の様子をお見せできないのが残念ですが、カリモクさんの作業一つ一つが本当に丁寧で、
自分の使っている家具がこんなに木材から加工をこだわって作られていたら一層の愛着を持って使いたいなと思いました。
次は組み立てや、塗装などを行っている東浦カリモク工場へ!!KITONOにははたして出会えるのでしょうか・・・??
お楽しみに!