KITONO(キトノ)karimokuのコト その11
こんにちは。
2階フロアのババです。
今日はキトノのコト東浦工場後編です!
前編では組付までのご紹介。次はいよいよ塗装に入ります。
⓸塗装工程
カリモク製品の塗装はなんと6回にも塗り重ねられます!
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➊木地着色
1つ1つ手作業でムク材にベースとなる色を塗ります。木質感を美しくします。
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➋下塗り
木材のヤニ止め、木地着色を固める為に無色透明のサンディングシーラーを吹き付けます。
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➌中研ぎ
サンドペーパーで面を平らにして中塗りとの密着をよくしていきます。
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➍中塗り
再度無色透明のサンディングシーラーを塗り、肉持感を出していきます。
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➎空研ぎ
サンドペーパーで塗面を平らにしていきます。この空研ぎで塗装の仕上がりの良し悪しが決まる重要な工程。
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➏上塗り
上塗りだけで塗りの作業を3回行います。着色、調整、艶決めの3回。
木地着色の色むらを補正し、商品全体のバランスを整えます。
*こちらは岐阜カリモクさんで見せて頂いた塗りの工程作業風景です。
東浦カリモクさんでもこんな感じで職人の方々が1つ1つ塗り込んでおられました。
塗装工程だけで約8時間!かかります。
*イノブンではお取り扱いはないのですが、中には塗装だけで2日かけて行う商品もあるそうです!
工場の中をこのようにリフトに乗せてぐるりと乾かしながら回っていました。
なかなかの見ごたえでした!
⓹張り込み工程
カリモク特製のウレタンをはって布をかぶせます。
張地を引き込みながら椅子一脚につき何百本ものタッカーを打ち込んでいきます。
*タッカーとは・・・大きなホチキスのような針をバチンバチン打ち込んでいく道具の事です。
特に技術を要する工程になる為、技能を持った職人の勘が必要とされます。
*なんと張り込みは国家資格!!繊細かつ速さと正確さがいる作業なんですね。
女性の方もたくさんおられました。
繊細な生地などを扱う作業では女性の方がきめ細やかに気が付くため多いそうです。
すごいですね!
⓺検査
ほつれや破れ、ガタツキ、傷はないか人の目で一つ一つ最終チェックが行われます。
通過した商品には保証書がつけられます。
⓻梱包
ビニールをかぶせて段ボール箱に詰められいよいよ出荷!!
皆様の元へお届けされます!!
*こちらも岐阜カリモクさんの梱包風景ですが、作業としてはこのようなイメージです。
とにかくどの工程にも必ず人の手が入り、本当に丁寧な作業の中で作られていました。
なかなかキトノには会えなかったのですが、次回、総張工場で出会えるのでしょうか????
こうご期待!